教部
きょうぶ
名詞
標準
文例 · 用例
予が大英博物館に寄付してその宗教部に常展し居る飛天夜叉の古画にも槌を持った鬼がある。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
宮地翁はその時、教部省の命で大阪に在勤して神道の講義をしていた。
— 田中貢太郎 『神仙河野久』 青空文庫
大政復古の当時、帝には国是の確定を列祖神霊に告ぐるため、わざわざ神祇官へ行幸したもうたほどであったが、やがて明治四年八月には神祇官も神祇省と改められ、同五年三月にはその神祇省も廃せられて教部省の設置を見、同じ年の十月にはついに教部文部両省の合併を見るほどに推し移って来る。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
今は文部教部両省合併で、不二麿も文部|大丞の位置にあるから、この省務一切を管理する人に引き受けてもらったことは、半蔵としても心強い。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
不思議な縁故から、上京後の半蔵は、教部省御雇いとして一時奉職する身となった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
ちょうど教部省は、文部省と一緒に、馬場先の地から常磐橋内へ引き移ったばかりで、いろいろな役所の仕事に、国学の畑の人を求めている時であった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
彼半蔵の本意はそういうところにあるではなく、どこか古い神社へ行って仕えたい、そこに新生涯を開きたいとの願いから、その手がかりを得たいばかりに、わざわざ今度の上京となったのであるが、しばらく教部省に奉職して時機を待てとの不二麿の言葉もあり、それにむなしい旅食も心苦しいからであった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
教部省は神祇局の後身である。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫