用品店
ようひんてん
名詞
標準
文例 · 用例
撒き水のまだ溜り残っている行潦を、春の名残りの恋猫が足を気色悪るげに振って渡り過ぎる姿が、先き角の小学児童用品店の灯で、痩せさらばった影に匍います。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
米屋や日用品店なぞと違って、いつも積極的に自動的に活動していなければならない。
— 種田山頭火 『白い路』 青空文庫
ちょうどその頃、村の学用品店では、墨のようにすって使う新式の絵具を取り寄せて売っていた。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
何れも似たり寄ったりの、区民相手の中以下の日用品店のみだといっても大したおしかりを受けることもないだろう。
— 加能作次郎 『早稲田神楽坂』 青空文庫
三日月お蝶という、額に傷のある女が、学校用品店の隣の御神灯を下げた家から出て来たり、運動場の隅に立ってると、おさらいの三味線の音が聞こえてくるなどは、今日ならば必ず教育上の問題として、区会の議題位にはなったであろう。
— 宮島資夫 『四谷、赤坂』 青空文庫
「オデン屋ぐらい、ないのかな」 と呟いたら、支配人が、「ええ、手前どもは、できるだけ優美典雅に、又、できるだけ安直に、美とたわむれていただきますために、男子用の散財店をさけまして、実用品店と、女子必需品店、オシロコ屋でありますな、そういった気分であります。
— 田園ハレム 『安吾巷談』 青空文庫
スポーツ用品店とか、妙な書店のヴィデオのコーナーへいくと、置いてある。
— 片岡義男 『夏と少年の短篇』 青空文庫
書店、文房具店、スポーツ用品店、時計店、それにパンや飲み物を売る店などだ。
— 片岡義男 『東京青年』 青空文庫