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茶館

さかん
名詞
1
標準
文例 · 用例
やがて歩き疲れてふらりとはひりこんだのが、と或る裏通の茶館だつた。
南部修太郎 麻雀を語る 青空文庫
とまれ、十|年前の秋の一|夜、乳色の夜靄立ち罩めた上海のあの茶館の窓際で聞いた麻雀牌の好ましい音は今も僕の胸底に懷しい支那風を思ひ出させずにはおかない。
南部修太郎 麻雀を語る 青空文庫
そこの茶館の簷下にさっきの白娘子が独り雨を避けて立っていた。
田中貢太郎 雷峯塔物語 青空文庫
そのとき、ふと彼は通りすがりの、女が女に見えぬ茶館へ上っていった。
横光利一 上海 青空文庫
参木は茶館を出ると水を探した。
横光利一 上海 青空文庫
黄浦河の岸に楊柳の花が咲いて散って空に飜えり、旗亭や茶館や画舫などへ、鵞毛のように降りかかる季節、四五月の季節が来ようものなら、わけても日本がなつかしくなるよ。
国枝史郎 鴉片を喫む美少年 青空文庫
先ず甲匪が外埠に行って茶館に上ったとする。
国枝史郎 さまよう町のさまよう家のさまよう人々 青空文庫
城の西北にある徳勝門を出て二十町程行くと、路は北山へ登り、その右側の丘陵に茶館がある。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫