覿面
てきめん
形容動詞名詞
標準
immediate (effect, result, etc.)
文例 · 用例
ちと人が悪いようなれども一切|只にて拝見したる報いは覿面、腹にわかに痛み出して一歩もあゆみ難くなれり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
人間と人間とが覿面に出合ったのだ。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
中には覿面その狂いが酬って来て、今さら後悔の臍を噛むようなことが沢山あります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
馬で峠を越そうなぞと強がった天罰|覿面、谷へ落ちなかったのが何よりのめっけもの。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
この井戸は水の質も良く、水の量も比較的に多いので、覿面に苦しむほどのことはなかったが、一日のうちで二時間|乃至三時間は汲めないような日もあった。
— 大久保にて 『郊外生活の一年』 青空文庫
だって、覿面に綺麗な鬼になったじゃあないか。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
汝等が要らざる詮議立てして、罪も無き罪人を作る閑暇に、わが如き大悪人を見逃がしたる報いは覿面。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
汝等男女こそ覿面の因果応報、思ひ知らずやと云ひも終らず、馬十の脳天を唐竹割にし、奈美女の死骸を打重ねて止刺刀を刺し、その上より部屋の中の珍宝、奇具を片端より覆へして打重ねたるまゝ本堂の下を潜りて外に出で、血刀と衣服を前なる谷川に洗ひ浄めて、悠々と方丈に帰り来りぬ。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
作例 · 標準
彼の努力が実を結び、テストの成績に覿面に現れた。
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先生の忠告は、彼の態度に覿面な効果をもたらした。
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この薬を飲んだら、痛みが覿面に和らいだ。
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