鰻鍋
うなべ異読 うなぎなべ
名詞多音語
標準
eel stew
文例 · 用例
」 口を小さくあけて、嬰児のようなべそを掻いて、私をちらと振りむいた。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
こんな奴が、「芥川賞|楽屋噺」など、面白くない原稿かいて、実話雑誌や、菊池寛のところへ、持ち込み、殴られて、つまみ出されて、それでも、全部見抜いてしまってあるようなべっとり油くさいニヤニヤ笑いやめない汚いものになるのであろうと思いました。
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
あんたのようなべっぴんになにかと長居されりゃ、いろいろと世間のバカがつまらぬうわさをたてやがるから、早いとこ引き取ってもらいますかね」「まあ!
— なぞの八卦見 『右門捕物帖』 青空文庫
五十九歳を若頭にね、六十一、六十三、六十八、七十、七十三と、しわから顔がのぞいているようなべっぴんばかりですよ」「ウフフ。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
でも、あの仏たちゃまだなまなましい若そうなべっぴんどうしですぜ」「だから、なおのことそうじゃねえか。
— 村正騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
「んで、財布これさ」 干柿のようなべったりした薄い蟇口を眼の高さに振ってみせた。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
東京では、どじょうなべというより「柳川」というほうが通りがいい。
— 北大路魯山人 『一癖あるどじょう』 青空文庫
古老の話によると、幕末のころ、日本橋通一丁目|辺に「柳川屋」という店があり、ここでかつて見たこともない「どじょうなべ」なるものを食わした。
— 北大路魯山人 『一癖あるどじょう』 青空文庫
作例 · 標準
例句