苦艾
にがよもぎ異読 くがい・ニガヨモギ
名詞
標準
wormwood (Artemisia absinthium)
文例 · 用例
妾が乳首へ苦艾を塗って鳩小舍の壁際で日向ぼっこりをして……殿樣と貴下はマンチュアにござらしゃりました……いや、まだ/\耄きゃしませぬ。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
それはさうと、只今も申しました通り、妾の乳の尖所の苦艾を嘗めさっしゃると、苦いので、阿呆どのがむづかって、乳をなァ憎がって!
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
またそれを、曼陀羅華・矢車草・苦艾と、草木類でも表わすことが出来るけれども……いったいその三外惑星の集合に、どういう意味があるかと云うと、モールレンヴァイデなどの黒呪術的占星学では、それが変死の表徴になっているのだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
夏になると彼女は例の段々に坐っているが、その胸のうちは相変らずがらんとして、味気なく、例の苦艾の後味がしていたし、冬は冬で彼女は窓ぎわに坐って、じっと雪を見つめている。
— DUSHECHKA 『可愛い女』 青空文庫
以前ナターリヤ・ガヴリーロヴナが私の胸によび起こした燃えるような苛立たしい愛情、あるときは甘くあるときは苦艾のように苦い愛情は、今はもうなかった。
— ЖЕНА 『妻』 青空文庫
その味ひは塩辛く彼の胸には苦艾に似た悔恨が疼いた。
— 神西清 『水に沈むロメオとユリヤ』 青空文庫
正隆は、みみず腫れに膨れ上った手の甲を撫でながら、あらゆる人々に向って、苦艾のような嘲笑を投げようとした。
— 宮本百合子 『渋谷家の始祖』 青空文庫
カレンは、にがよもぎが生えている、貧乏人のお墓に、腰をかけようとしました。
— DE RODE SKO 『赤いくつ』 青空文庫
作例 · 標準
苦艾は独特の強い香りと苦味を持つハーブだ。
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昔から苦艾は薬草として用いられてきた。
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苦艾を使ったお酒、アブサンは危険な魅力がある。
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