牛方
うしかた
名詞
標準
文例 · 用例
肝腎の牛方は方々の振舞酒に酔っ払って、みんなふらふらしているのだから何の役にも立たない。
— 岡本綺堂 『牛』 青空文庫
牛方の男もおどろいたが、お杉と義助はさらに驚かされた。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
牛方の男には金沢までの駄賃を払って、ここから帰してやることにした。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
雨にも風にもこの交通の要路を引き受け、旅人の安全を第一に心がけて、馬方、牛方、人足の世話から、道路の修繕、助郷の掛合まで、街道一切のめんどうを見て来たその心づかいは言葉にも尽くせないものがあった。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
「おい、峠の牛方衆――中津川の荷物がさっぱり来ないが、どうしたい。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
」 往来のまん中で、尋ねるものは問屋の九太夫、答えるものは峠の牛方だ。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
今まで入荷出荷とも付送りを取り扱って来た中津川の問屋|角十に対抗して、牛方仲間が団結し、荷物の付け出しを拒んだことは彼にもわかった。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
峠からは牛行司の利三郎、それに十二兼村の牛方までが、呼び寄せられる。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫