哀れっぽい
あわれっぽい
形容詞
標準
plaintive
文例 · 用例
乞食の眼や声はかなり哀れっぽいものであったが、ただそれだけでこのような不思議な印象を与えたのだろうか。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
「全くあの男ほど気の毒な人はないよ」と老人は例の哀れっぽい声。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
ほうしたら、売れで売れで、凍り豆腐は、あの爺様のでねえげ駄目だぢ評判で、随分儲げだのだげっとも……長患いして、残した銭も、しっかり使ってしまって、またこうしてこれ……」 弥平爺は、声を低くして哀れっぽい調子に語尾を引いた。
— 佐左木俊郎 『蜜柑』 青空文庫
孤独の淋しさを悩む無口な少女のように哀れっぽい花です。
— 佐左木俊郎 『季節の植物帳』 青空文庫
そうして歩きながら、彼は低声に、哀れっぽい調子をつけて歌ったのであった。
— 佐左木俊郎 『郷愁』 青空文庫
斯う云う心理状態にある娘はきっと哀れっぽい涙ばっかり流さなければならない様な物語りばっかりすいて読むんです。
— 宮本百合子 『現今の少女小説について』 青空文庫
「そう思って見るせいか、この子は何だか哀れっぽい子ですね。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
変に哀れっぽい乾からびたパンを見てから、私の裡に在る真実が自分でも判らない一杯さで心に溢れて来た。
— 宮本百合子 『祖母のために』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日哀れっぽいについて考えている。
哀れっぽいという言葉は日本語で重要だ。
彼は哀れっぽいの意味を理解している。
この文には哀れっぽいが含まれている。