手が届く
てがとどく
表現動詞-五段-カ行
標準
to be able to reach
文例 · 用例
高さ五|間以上もある壁のような石垣ですから、私は驚いて止めようと思っているうちに、早くも中ほどまで来て、手近の葛に手が届くと、すらすらとこれをたぐってたちまち私のそばに突っ立ちました。
— 国木田独歩 『春の鳥』 青空文庫
アンタ程の人がそこまで睨んでおんなさるなら、今一足で下手人の肩に手が届くと思うがなあ」「それが、まだ届いとらん」「ハアテ……なあ……」「イヤ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
湯気や煙で煤けたまわりを雇人の手が届く背丈けだけ雑巾をかけると見え、板壁の下から半分ほど銅のように赭く光っている。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
丈高く伸びたのは、車の上から、花にも葉にも手が届く。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
自分も六十に手が届くやうになり、田舎の閑居で退屈まぎれに、同棲三十年近くで、はじめて妻といふ女を見直して見るのであつた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
今度はすまないが、この机の上に、手が届くよう手紙と紙を頼む。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
ところが己はあの窓を外から見た時、外の戸をぴつたり壁まで開くと、針金を支へた枠から二尺の距離に外の窓枠があつて、手が届くと云ふことに気が付いた。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
四畳半で、腰を曲げて乗出すと、縁越に手が届くんですね。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
作例 · 標準
棚の上の本に、やっと手が届いた。
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努力すれば、きっとその目標に手が届くはずだ。
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背伸びをすれば、一番上の段にも手が届く。
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標準
to be near (a certain age)
作例 · 標準
彼はもうすぐ還暦に手が届く年齢だ。
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彼女は三十歳に手が届くが、まだ独身だ。
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その作家は、百歳に手が届く高齢だが、今も執筆を続けている。
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