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田舎弁

いなかべん
名詞
1
標準
文例 · 用例
田舎弁で饒舌り立てるには少し弱ったが、しかし大変気に入って、これがとうとう終りまでレーリーの伴侶となったのである。
寺田寅彦 レーリー卿(Lord Rayleigh) 青空文庫
弁護士3・27 米国の大統領リンカンがまだ田舎弁護士で齷齪してゐた頃、ある時訴訟用で小さな田舎町に旅立をしなければならぬ事になつた。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
尋でだから言つておくが、リンカンが田舎弁護士をしてゐたのが事実だからといつて、田舎弁護士が大統領になると限つたものではない。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
英国首相恐縮す6・8(夕) 英国の首相ロイド・ジヨージ氏が、まだ田舎弁護士でぴいぴいしてゐた頃、ある日訴訟用の出先から一頭立の軽馬車を駆つて自宅に帰りかゝつてゐた。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫
今度の上京の節は健康をとり戻して、田舎弁いともさわやかに、大手をふるつて闖入したきもの――など、考へはぢめると、僕は、今、云ひやうもなく興奮して来て、ペンなども持つて居られなくなつた。
牧野信一 久保田万太郎 青空文庫
内の父さんはあの通り仕事はせずにブラ/\して居ると恁那浮世に生きて居るのが真にいやになりますわ……』相も変らぬ事を田舎弁で説き立てられると堪つた者ぢや無い。
死線を越えて 死線を越えて 青空文庫
すっかり田舎風に染り、田舎弁で田舎のオンサンや娘たちの話をした。
壺井榮 妻の座 青空文庫
訛りのある田舎弁で、あたりかまわぬ立ち話だった。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫