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熨斗紙

のしがみ
名詞
1
標準
文例 · 用例
今のさっき大川で土左船の者からきいたばかりの、あの心中の片われの名がはッきりと熨斗紙の表に書かれてあったからです。
幽霊を買った退屈男 旗本退屈男 第十話 青空文庫
何でも郷里の人に両親から言伝た品物だとかで、例によって私が帰宅後に、病院に居残っていた彼女が受け取ったという話であったが、彼女が汗を流して提げて来た酒瓶と樽にはレッテルも何もなく、きわめて粗末な、田舎臭い熨斗紙が一枚ずつ貼り付けて在る切りであった。
夢野久作 少女地獄 青空文庫
お貰い物が殊のほか好きで、それへ熨斗紙を掛けかえたりしては他家への遣い物にしたり、あれこれとひとりで忙しがっている。
矢田津世子 鴻ノ巣女房 青空文庫
少し皺くちやになりましたが、これで御勘辨を願ひます」 平次は元日此處の帳場から、ガラツ八がくすねた淺黄の手拭を懷から出して、折目正しく疊み直し、用意の熨斗紙に包んで、恐る/\差出しました。
平次屠蘇機嫌 錢形平次捕物控 青空文庫
少し皺くちゃになりましたが、これで御勘弁を願います」 平次は元日ここの帳場から、ガラッ八がくすねた浅黄の手拭を懐から出して、折目正しく畳み直し、用意の熨斗紙に包んで、恐る恐る差出しました。
平次屠蘇機嫌 銭形平次捕物控 青空文庫