積み入れ
つみいれ
名詞
標準
文例 · 用例
』しかく陳じてヘクト,ルを辱しむべき法案じ、 395其|踵より踝に左右の足に孔穿ち、こゝに牛皮の強き紐貫き通し、其端を兵車に繋ぎ、頭をば無慚に地上に引きずらせ、耀く武具を積み入れてかくて車臺の上に乘り、鞭を當れば揚々と飛ぶが如くに兩馬馳す。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
彼等はマグナス領から蜜糖水と酒と牝牛の肉を沢山に積み入れて船出した、帰りにはその代償として金の頸鎖や胸かざりやいろいろな貴重品も年少の奴隷たちも黒い髪と黄ろい髪の女たちも島ぐにの王たちの宝石の飾りある刀剣も思いのままに与えることが出来ると思って海賊たちは快く笑った。
— フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 『剣のうた』 青空文庫
呂布は、城をめぐる泗水の流れに、逆茂木を引かせ、武具兵糧も、充分城内に積み入れて、「雪よ。
— 草莽の巻 『三国志』 青空文庫
其上、私は懇意の船乘さんに聞いて見ますと、今度の航海には、弦月丸に澤山の黄金と眞珠とが積入れてあります相な、黄金と眞珠とが波の荒い海上で集ると、屹度恐ろしい祟を致します。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
』と武村兵曹は口をむくつかせたが、忽ちポンと掌を叩いて『おゝ、それも左樣だ、私の考通りにも行かないな、之から糧食を積入れたり、飮料水の用意をしたりして居ると、矢張出發は明朝になるわい。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
それより、鐵車に紀念塔を積入れ、小銃、彈藥、飮料水、糧食等の用意に日を暮して、さて其翌日となると、吾等撰任されたる五名は未明に起床でゝ鐵車へ乘組んだ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
――石炭庫の積入口に、人間の上半身が出てゐたからです。
— 芥川龍之介 『猿』 青空文庫
「………」 奈良島は私の手をふり離すでもなく、上半身を積入口から出したまま、静に、私の顔を見上げました。
— 芥川龍之介 『猿』 青空文庫