拝式
はいしき
名詞
標準
文例 · 用例
日本の文壇というものは、一刀三拝式の心境小説的私小説の発達に数十年間の努力を集中して来たことによって、小説形式の退歩に大いなる貢献をし、近代小説の思想性から逆行することに於ては、見事な成功を収めた。
— 織田作之助 『可能性の文学』 青空文庫
――一度は毎土曜日の午後に、二人の助教師に連れられて、一団となってどこか付近の野原をしばらく散歩することを許されるときで、――あとの二度は日曜日に、村に一つある教会の朝と夕との礼拝式へ、いつも同じ決ったとおりに列を組んで行くときであった。
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
当時の藩閥と、政党者流の行き方は、正にこの西洋流の優勝劣敗哲学、唯物一点張りの黄金崇拝式功利道徳の顕現であった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
第九〇、クリスマスのとき寺院の装飾 クリスマスの朝は、各寺院会堂みな礼拝式あり。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
第二二〇、国教宗礼拝 ロシア国教宗の寺院の礼拝式は、たいてい毎日午前六時より八時、十時より十二時、午後四時より六時までを定めとす。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
日曜には寺時の間(すなわち寺院にて礼拝式ある間)は市中の商府を閉ずれども、その時間後は諸商店たいてい相開き、芝居、見せ物等自在なり。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
その儀式のヤソ教に異なるは、第一に、『旧約全書』のみを用いて『新約全書』を用いざると、第二に、経文および唱歌みなヘブライ語を用うると、第三に、土曜日をもって安息日と定め、金曜日の晩と土曜日の朝とに礼拝式を行うと、第四に、堂内に入るものは帽子を脱することを禁ずると、第五に、男女その席を異にする等なり。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
ヤソ昇天日なれども、日本船なれば、船中にて礼拝式を行わず。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫