お筆先
おふでさき
名詞
標準
divine pronouncement (esp. in Tenri and Ōmoto)
文例 · 用例
まかり間違うと、鼻持ちならぬキザな虚栄の詠歎に似るおそれもあり、または、呆れるばかりに図々しい面の皮千枚張りの詭弁、または、淫祠邪教のお筆先、または、ほら吹き山師の救国政治談にさえ堕する危険無しとしない。
— 太宰治 『父』 青空文庫
医学士は二人とも君のお筆先に驚いたと見えて、その後神妙にしているよ」「イヤ。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
鮮人が放火人で、社会主義がバクダンで、ボルシェビキが宣伝ビラで、無政府主義が暗殺で、資本家が搾取で、プロレタリヤが正直で、唯物史観がマルクスで、進化論が猿で、大本教がお筆先で、正にあるべきはずなのが大地震だったりしては、一切は鮒が源五郎で、元結は文七であるより以上にたまらない、迷惑至極な道理である。
— 辻潤 『ふもれすく』 青空文庫
大本教のお筆先と間違えてはいけない。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
まったく、大本教のお筆先に引っかかったみてえで……それから亜米利加へ着くまで二週間ばかりの間、六の親父とあっしと二人で上甲板の病室に入れられてウンウン云っておりました。
— 夢の久作(夢野久作) 『人間腸詰』 青空文庫
小説は十九世紀で終つたといふ、こゝに於いて教祖はまさしく邪教であり、お筆先きだ。
— ――小林秀雄論―― 『教祖の文学』 青空文庫
八紘一宇という、科学的な推論じゃなしに、神話の中から民族の理想と予言をひきだしてくる、何々教のお筆先、璽光様の世直しの御理想と全然異るところがないじゃないか。
— 坂口安吾 『邪教問答』 青空文庫
小説は十九世紀で終ったという、ここに於いて教祖はまさしく邪教であり、お筆先きだ。
— ――小林秀雄論―― 『教祖の文学』 青空文庫
作例 · 標準
お筆先について知りたいことがあります。
あ、お筆先がありますね。
お筆先というのは何ですか?
これはお筆先の例です。