常若
とこわか
名詞
標準
文例 · 用例
いと高くいと深く沈みたる憂愁のもとを、真素肌のましろなる、衣つけぬ常若の矜もて われはあゆむ。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
暗まだ薄き彼方より、常若に笑む星の影、智慧ある風にきらめきて、夏|來と知らす顏付よ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
河骨の夏を夢みて、ほくそ笑む水底の宮、潛ぎ姫、「歸依」の掬むなる常若の生命湛ひぬ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
「時」は頓死れて死にぬとも、遂の日までは、常若にしもあらまほし、わだつみとわれ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
なべてみな死にゆく夜半を、黄金なすほのほの宮に、 火吹だるま、常若のわが世を夢み、やがてまた氣長に倦みぬ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
河骨の夏を夢みて、ほくそ笑む水底の宮、潜ぎ姫、『歸依』の掬むなる常若の生命湛ひぬ。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
『時』は頓死れて死にぬとも、遂の日までは、常若にしもあらまほし、わだつみとわれ。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
』と、むらさきの常若すがた花やかに、ほにこそ揚ぐれ、人の世の、あはれ烽火を。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫