幻辞.com

飛入

ひにゅう
名詞動詞-サ変
1
標準
flying into
文例 · 用例
この聊の音にも驚きたる状して、足を爪立てつつ熟と見て、わなわなと身ぶるいするとともに、足疾に樹立に飛入る。
泉鏡花 多神教 青空文庫
有志と、二重圏点、かさねて、飛入勝手次第として、祝賀委員が、審議の上、その仮装の優秀なるものには、三等まで賞金美景を呈すとしたのに、読者も更めて御注意を願いたい。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
殊更此頃は進んでも鎗ぶすまの中に突懸り、猛火の中にも飛入ろう所存に燃えておる。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
不意に火の粉が目に飛入らうとも、目の前に突然灰神樂が立たうとも、彼は決して目をパチつかせない。
中島敦 名人傳 青空文庫
不意に火の粉が目に飛入ろうとも、目の前に突然灰神楽が立とうとも、彼は決して目をパチつかせない。
中島敦 名人伝 青空文庫
われ今より彼の窖に炭俵を詰めて火を放ち、割腹してそが中に飛入り、寺と共に焼け失せて永く邪宗の門跡を絶たむとす。
夢野久作 白くれない 青空文庫
踵を廻らし、猛然と飛入るがごとく、葎の中に躍込んだ。
泉鏡花 星女郎 青空文庫
だいぶ大勢の積りだし、不参の人もありそうだから、飛入をしても構わないのですが、それでは徳義上行かれぬなんぞと、あなたの事だから云うかも知れない。
森鴎外 百物語 青空文庫