削がれる
そがれる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to be dampened (of one's enthusiasm, enjoyment, etc.)
文例 · 用例
が、この勢力は他の文人が各々孤立していたと反して団体的に築き上げたのだから、これと拮抗する他の団体が生ずれば自然に気勢を削がれるのは当然であった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
学校の教師という地位はほんとに労働ですから、創作などするに要する精力と時間とを削がれるでしょうし、だんだん苦しくなってゆきますね。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫
十年前嫁入道具の一つとして郷里の土蔵に持込まれたまま、一度も使用されず、その箪笥がひと手に渡るのは彼にとっても身を削がれるような気持だった。
— 原民喜 『秋日記』 青空文庫
モスクワの十時間の停車には身を削がれるような思いをし、夕方の五時になって、ようやく汽車が動きだすと、国境まで一瞬のうちに突っ走れと焦立ったが、九月一日の午前四時頃、茫々たる薄明の野原の真中で急停車した。
— 久生十蘭 『川波』 青空文庫
市村はさういふかんさんには肉情の攻め手があるのか、それを歡喜して受けるかんさんの肉體が削がれることは、ななえの失ふ豐頬のとがりが著しくなることでも判つた。
— 室生犀星 『渚』 青空文庫
「庭の松の枝に引っ掛って居たというよ、八五郎の頭の上へ落ちて来て、危なくあの長い顎を削がれるところさ」 平次はこんな緊張事にも、つまらぬ作を入れて、一人ニヤリとするのです。
— 鬼の面 『銭形平次捕物控』 青空文庫
ブウス氏は、アントニイ・ベエコンの下まわりの一人だったが、気の毒にも、突然大審院の法廷で、苛酷な罰金と、禁錮と、そして両耳を削がれる刑をいい渡されたのだった。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
そいつが頭の上に落ちた時は、もう少しで鼻の頭を削がれるところでしたよ」「水際から何間くらゐ離れてゐた」「一間そこ/\でせうね。
— 鬼の面 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
チームの敗北で、彼の優勝への意欲がそがれてしまった。
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期待していたイベントが中止になり、楽しみがそがれる形となった。
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たび重なる失敗に、彼の自信はすっかりそがれてしまった。
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