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橿鳥

かしどり
名詞
1
標準
文例 · 用例
弟はまた弟で、榎の実の落ちた裏の竹藪のそばの細道を遊び回るやら、橿鳥の落としてよこす青い斑の入った小さな羽なぞを探し回るやら。
第二部下 夜明け前 青空文庫
爺やが止めるのも聞かずに、馳出して木の實を拾ひに行きますと、高い枝の上に居た一|羽の橿鳥が大きな聲を出しまして、『早過ぎた。
島崎藤村 ふるさと 青空文庫
木の實を拾ひに行きますと、高い枝の上に居た橿鳥がまた大きな聲を出しまして、 『遲過ぎた。
島崎藤村 ふるさと 青空文庫
父さんが急いで木の下へ行きますと、橿鳥が高い木の上からそれを見て居まして、『丁度好い。
島崎藤村 ふるさと 青空文庫
橿鳥は首を傾げて、このありさまを見て居ましたが、『なんとこの榎木の下には好い實が落ちて居ませう。
島崎藤村 ふるさと 青空文庫
父さんは榎木の實ばかりでなく、橿鳥の美しい羽を拾ひ、おまけにその大きな榎木の下で、『丁度好い時。
島崎藤村 ふるさと 青空文庫
そこで榎の實を集めるばかりでなく、時には橿鳥の落して行つた青い斑の入つた羽を拾ひました。
島崎藤村 幼き日 青空文庫
丁度私が國に居た頃、榎の實を拾ひに行つて其下に落ちて居た橿鳥の羽を見つけたやうに。
島崎藤村 幼き日 青空文庫