猟区
りょうく
名詞
標準
文例 · 用例
同時に、そこは禁猟区だった。
— 黒島伝治 『名勝地帯』 青空文庫
ポアッソニエの通りだけが彼女に許された猟区だった。
— 岡本かの子 『売春婦リゼット』 青空文庫
すなわち、第一|提琴奏者のグレーテ・ダンネベルグは、墺太利チロル県マリエンベルグ村狩猟区監督ウルリッヒの三女。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
岡山県の禁猟区の杭と兵庫県の国有林の杭が打ってあります。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
また某伯爵が自分の猟区へ独逸皇帝を招いて猟をせられた時には、一日の獲物が雉六千二百五十六羽、兎百五十九頭、ラビツト十三頭であつたさうな。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
桂月先生はこの鴨の獲れないのが大いに嬉しいと見えて、「えらい、このごろの鴨は字が読めるから、みんな禁猟区域へ入ってしまう」などと手を叩いて笑っていた。
— 芥川龍之介 『鴨猟』 青空文庫
そしてかれらの猟場または魚釣り場は英国の貴族たちの、専用猟区や生簀などのように局限されたものではなく、野蛮人のそれ以上に境界を越えたものであった。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
そして、ようやく、この禁猟区の中のこの池を見いだしたというようなわけです。
— 小川未明 『がん』 青空文庫