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竹管

ちっかん
名詞
1
標準
文例 · 用例
いかにも心底からの吐息であったので、私はうろたえ、あたりをキョロキョロ見渡したところ、右手の山裾に沿って一条の竹管が下の部落にでも清水を導くためか、長く続いていて、サラサラ水の流れる音はしていたが、さてどこか漏れている処でもないかと探すのに、直ぐ管と管の縫目からチロチロ水の漏れているのが見つかった。
田中英光 箱根の山 青空文庫
これを喩えば、大廈高楼の盛宴に山海の珍味を列ね、酒池肉林の豪、糸竹管絃の興、善尽し美尽して客を饗応するその中に、主人は独り袒裼裸体なるが如し。
福沢諭吉 日本男子論 青空文庫
横笛が一つ、小さな竹笛が一つ、それから、楕円形の底部から、何本かの竹管が、垂直に立っている不思議な形の楽器が二つあった。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫
これは椰子の実を半分に切ったような、まるい底部から、長さの異る何本かの竹管が縦に出ているもので、吹奏口は底部の横についている。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫
これらの導水管は、村の各家に達する地下の竹管に連っている。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫
同村では天然のメタン瓦斯が地中より吹き出すところがあつて、之を竹管で室内に導き、炉の一隅に置いてある石臼の孔から吹き出さし、夫れに点火して炭火の代用とする。
鈴木牧之編撰 北越雪譜 青空文庫
石臼の孔には細い竹管を挿み、夫れから瓦斯が出る様にしたものである。
鈴木牧之編撰 北越雪譜 青空文庫
キセルは柬埔寨語のクセルより出づ、管の義なり、キセルに用ゆる竹管をラウと云ふ、同地に近き羅宇より此竹を産するに因りて亦地名を假用せるものなり私は直に佛蘭西語對譯の柬埔寨辭書を見た。
新村出 キセルの語源 青空文庫