乾燥室
かんそうしつ
名詞
標準
drying room
文例 · 用例
而も、ついうつかりと生温い空氣のむつとした煙草葉乾燥室へはいつた刹那、輕い喘息の發作を誘發され、あとになつて今日は珍しく用心深く携へて來たアストオル吸入器が役に立つやうな羽目になつてしまつた。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
乾燥室から運ばれる頭付軸木を手ごころで一定の分量だけ掴んで小函の抽斗に詰め、レッテルを貼った外函にさす、それを、手を打ち合わす、拍手のような動作のように、一瞬に一箇ずつ、チャッ、チャッとやってのけた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
軸列と、浸点と、乾燥室は幹太郎の受持になっていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
受持の浸点作業と、乾燥室から、事務室の計算係にまわされた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
いよいよ葉をかいて乾燥する運びになるが、乾燥室建築の費用の捻出に惱まぬものはない。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
乾燥室は共同出資で建てることによつて、負擔を輕くするやうにしてゐるが、自分で一室建て増さねばならぬやうな時には、費用は少くとも百五十圓はかかり、それは年六分ぐらゐの利子で無理して借り入れられ、あとあとまでも長く尾を引く。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
煙草乾燥室は焚口が相對して二室建つてゐた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
次の日の夜明け、朝飯前に、昨夜の葉煙草を猫車に積んで、乾燥室へ押して行く。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
作例 · 標準
塗装が終わったパーツを乾燥室に入れ、埃がつかないよう一晩じっくりと硬化させる。
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「雨が続いて洗濯物が溜まっちゃったから、お風呂場の乾燥室をフル稼働させてるよ」
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工場の大型乾燥室では、収穫されたばかりの椎茸が棚一面に並べられ、独特の香りが立ち込めていた。
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