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大潮

おおしお
名詞
1
標準
spring tide
文例 · 用例
大潮の日を選んであるので、流れは人数のわずかな遠泳隊をついつい引き潮の勢いに乗せて海へ曳いて行く。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
特にこの辺りは川幅も濶くかつ差し潮の力も利けば、大潮の満ち来る勢に河も膨るゝかと見ゆる折柄、潮に乗りて輾り出づる玉兎のいと大にして光り花やかなるを瞻る、心もおのづから開くやう覚えて快し。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
第九回 大海原の小端艇亞尼の豫言――日出雄少年の夢――印度洋の大潮流――にはか雨――昔の御馳走――巨大な魚群 恐しき一夜は遂に明けた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
して見ると、我が端艇は、何時の間にか印度洋で名高い大潮流に引込まれたのであらう。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
銭塘の大潮は、さすがに少し興奮しますが、あとは、だめです。
太宰治 惜別 青空文庫
それがまた釣れるべきはずの、月のない大潮の日。
幸田露伴 幻談 青空文庫
大潮を真南に上げ颯と吹く風とともに、その団扇がハッと落ちて、宙に涼しい昼の月影のようにひらひらと飜ると見るうちに、水面へスッと流れて、水よりも青くすらすらと橋へ寄った。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
きょうの大潮を目ざして町外れの漁師たちはこの大洲のまわりへ立て網を張りました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
作例 · 標準
例句