称徳
しょうとく
名詞
標準
文例 · 用例
「初代有信、通称徳兵衛、父流芳院春応道円居士、元禄四年辛未五月十八日、二十二歳」と云ふのである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
道鏡は、称徳天皇の御信頼に依つて太政大臣禅師よりすゝんで法王の位を授けられ、遂に皇位に対して、非望を懐いたと云はれる。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
処が、奈良宮の奈良なる字に執著してゐると思はれるのは、人麻呂勘文以下の「聖武説」、栄華物語の「高野女帝(孝謙・称徳)説」の二つである。
— 折口信夫 『万葉集のなり立ち』 青空文庫
奈良の宣命や、孝謙・称徳天皇の遣唐使に仰せられた歌(万葉)などを見ると、まをしの形が交つて来てゐる。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
館員馬場称徳氏、浜口光雄氏に面会し、記念のために二回撮影す。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
★ 上皇は法体のまゝ重祚して称徳天皇と云つた。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
ヒダだけ按察使の支配に属していたのが、どうやら他国なみに国守を送るようになったのは称徳天皇の時からです。
— 飛騨・高山の抹殺――中部の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
孝謙天皇は重祚して称徳天皇とも申し、道鏡との関係は称徳天皇と称して後のことであるが、一人の天皇を孝謙とよび称徳とよぶのはわずらわしいからオクリ名の高野天皇を用いることに致します。
— 道鏡童子 『安吾史譚』 青空文庫