掻き退ける
かきのける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to push aside
文例 · 用例
その道筋に、夥しく沈めたる材木は、恰も手を以て掻き退ける如くに、算を乱して颯と左右に分れたのである。
— 泉鏡花 『木精(三尺角拾遺)』 青空文庫
其道筋に、夥しく沈めたる材木は、恰も手を以て掻き退ける如くに、算を亂して颯と左右に分れたのである。
— 泉鏡花 『三尺角拾遺』 青空文庫
抽出しという抽出しは皆んな調べてしまったが、あとはどうするんだ」「抽出しなんかにあるものかね、お待ち」 女は男を掻き退けるようにたんすの前へ出ました。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
下手人は擧つたかい、お神樂の」 八五郎は平次を掻き退けるやうに顏を出します。
— 女の足跡 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「悪者に追っかけられたとか言って、蒼い顔をしていますよ、親分――」「馬鹿ッ、何だって冒頭っからそう言わないんだ」 平次はガラッ八を掻き退けるように、入口へ飛出して見ました。
— 朱塗の筐 『銭形平次捕物控』 青空文庫
黙って見ていた平次は、ガラッ八を掻き退けるように、半蔵の側へ寄りました。
— 殺され半蔵 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「惡者に追つ驅けられたとか言つて、蒼い顏をして居ますよ、親分――」「馬鹿ツ、何だつて冒頭つからさう言はないんだ」 平次はガラツ八を掻き退けるやうに、入口へ飛出して見ました。
— 朱塗りの筐 『錢形平次捕物控』 青空文庫
(掻き退ける)政吉 確り縛れ。
— 長谷川伸 『中山七里 二幕五場』 青空文庫
作例 · 標準
「ちょっとごめんよ!」と、満員電車の人混みを無理やり掻き退けるようにして降りた。
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生い茂る草木を手で掻き退けながら、道なき道を進んで森の奥へと足を踏み入れた。
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机の上に山積みになった書類を横に掻き退けて、ようやくパソコンを置くスペースを作った。
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降り積もった雪を足で掻き退けて、埋もれていた郵便受けの蓋をやっとの思いで開けた。
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