末梢的
まっしょうてき
形容動詞
標準
trivial
文例 · 用例
つまり彼は、芭蕉をその末梢的技巧方面に於て、本質のポエヂイ以上に買つてゐたのである。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
それは作者と私との趣味の相違や、私の讀み方の不足や、作者の技巧の未完成が混り合つて原因してゐるのであらうが、そんな個所は末梢的であつて、何よりも私はこの作品を貫いてゐる作者のまともな精神に觸れて心強く思つた。
— 梶井基次郎 『『新潮』十月新人號小説評』 青空文庫
末梢的と言ってもうっかり見過ごせない。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
そうしていっそう難儀なことはその根本的な無知を自覚しないでほんとうはわからないことをわかったつもりになったりあるいは第二次以下の末梢的因子を第一次の因子と誤認したりして途方もない間違った施設方策をもって世の中に横車を押そうとするもののあることである。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
それで一見いわゆるはなはだしく末梢的な知識の煩瑣な解説でも、その書き方とまたそれを読む人の読み方によっては、その末梢的問題を包含する科学の大部門の概観が読者の眼界の地平線上におぼろげにでもわき上がることは可能でありまたしばしば実現する事実である。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
雇傭関係は自発的にも法的にも次第に合理化されつつあり、末梢的には割り切れないものが残っていながら、幾分光りが差して来た。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
そんな末梢的なショックはあっても、来た男女に対してかの女は、全部的の好意と親しみを平等に持って仕舞った。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
それとも、自分の思想が元来くだらない未熟な借物であって、それが、父の素朴な信仰と対置されて其の末梢的な装飾部分を剥去られる時、その本当の姿を現すのだろうか?
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
作例 · 標準
本質的な問題ではなく、末梢的な議論に時間を費やすのは無駄だ。
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この計画にはまだ末梢的な改善点があるが、大筋はこれで良いだろう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
些細な末梢的な事柄にこだわりすぎると、全体を見失うことになる。
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