迷惑千万
めいわくせんばん
名詞形容動詞
標準
great nuisance
文例 · 用例
これは氏郷に取っては旅行に足弱を托けられたようなもので、何事も無ければまだしも、何事か有った時には随分厄介な事で迷惑千万である。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
彼に取っては迷惑千万な宗教問題を得たり賢しと自分に引取って面白くもない自己吹聴を並べたてる回々教徒の女の誇張した恍惚感の説明や排他的な語気は、たとえ相客が表面無礼を感ぜぬように装って居るにしても主人側から見て英国人のサロンの空気をにがにがしくするように思った。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
君は、どんなつもりで書いたのかも知れないが、縦令一言半句でも、僕の国民としての名誉を傷けるやうな文句を、疎かに使はれては迷惑千万だ。
— 牧野信一 『S・I生へ』 青空文庫
前項に引いた通り、仏書に、人が父母を殺さば無間地獄に堕ちるが、畜生が双親を殺したらどうだとの問いに答えて、聡慧なる者は落つれどしからざる者は落ちずとあるごとく、馬に取っては迷惑千万だろうが、その忠勤諸他の動物に挺んでたるを見込み、特別の思し召しもて、主人に殉し殺さるるのだ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
しかるに猴は迷惑千万にも毎に眼を病むと十年ほど前の『大毎』紙に出た。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
アダムの二本棒が意地汚さの摂み喰さへ為ずば開闢以来五千|年の今日まで人間は楽園の居候をしてゐられべきにとンだ飛ツ塵が働いて喰ふといふ面倒を生じ※は扨も迷惑千万の事ならずや。
— 三文字屋金平 『為文学者経』 青空文庫
店の方では叮重なつもりかも知れぬが、忙しい人間にとっては迷惑千万である。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
「ほほう拙者の噂をな、それはそれは迷惑千万、ろくな事ではござるまい。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
このような事態を招いてしまい、関係者各位に迷惑千万でございます。
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私のせいで、皆様に迷惑千万な思いをさせてしまい、申し訳ありません。
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度重なる遅刻は、チームにとって迷惑千万な行為だ。
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