槃特
槃特
名詞
標準
文例 · 用例
外面女菩薩――内心如夜叉 心得たか、と語らせ給へば、羅漢の末席に侍ひて、悟顏の周梨槃特、好もしげなる目色にて、わが佛、わが佛殿と道人の問答より、木の葉を衾の男女の睦言、もそつとお説きなされと言ふ。
— 泉鏡花 『妙齡』 青空文庫
その商主は侍縛迦太子、智馬は周利槃特の前身だったから、現世にもこの太子が周利槃特を侮り後懺謝するのだと、仏が説かれたそうじゃ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
私の住家は昔の維摩居士の方丈の庵室を真似て建てたのであるが、自分の行いや信仰の上に於ては一番|魯鈍だったと言われている仏弟子の周利槃特のものにすら劣っているではないか。
— 鴨長明 『現代語訳 方丈記』 青空文庫
すみかは則ち淨名居士のあとをけがせりといへども、たもつ所はわづかに周梨槃特が行にだも及ばず。
— 鴨長明 『方丈記』 青空文庫
併し色が生白けて眉毛がチヨロけて眼尻が垂れ、少と失礼の云分だが倭文庫の挿絵の槃特に何処か肖てゐた。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
周利槃特の物語 塵といえば、この塵について、こんな話がお経の中に書いてあります。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
それは周利槃特という人の話です。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
この人のことは、近松門左衛門の『綺語』のなかにも、「周利槃特のような、愚かな人間でも」と書いてありますくらいですから、よほど愚かな人であったに相違ありません。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫