公証人
こうしょうにん
名詞
標準
notary public
文例 · 用例
今頃はもう公証人がどうかしているでしょう」「フーン僕に呉れるって……」 と私は平気な声で云った。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
あるものは葱の畑より忍び来し下男のごとく、またあるものは轢かれむとして助かりし公証人の女房が甘蔗のなかに青ざめて佇むごとき匂しつ。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
それは公証人役場には証書の原本が備付けてあるから、いざと云ふ日にはそれが物を言ふけれど、この正本さへ引揚げてあれば、間貫一いくら地動波動したつて『河童の皿に水の乾いた』同然、かうなれば無証拠だから、矢でも鉄砲でも持つて来いだ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
食う心配はなくなったけれども、公証人の収入と小説家の収入とを敏感にくらべている両親を納得させ独立するために、金はやっぱり自身のペンで稼がなければならぬ。
— 宮本百合子 『バルザックに対する評価』 青空文庫
多分支倉に頼まれたのだろうと思います」「公証人の名は分らないかい」「神田大五郎とか云うのです」「神田なら可成有名な公証人だ」「それからね、石子さん」 中から出て来た男は呼びかけた。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
私のお父さんは柴田猛甫といいまして日本最初の公証人でした。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
遠州朝日奈村の地主で、造り酒屋の長男でしたが、青雲の志を抱いて明治十四年、二十八才の時、私のお母さん登波と一緒に上京し、芝の入舟町に五ツ間ばかりのお家を百円で買って住み、明治大学の前身、明治法律学校で法律を勉強して公証人になったのでした。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
父は法律学校を卒業して第一回の公証人になった。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
作例 · 標準
遺言書の作成にあたり、公証人の立ち会いのもとで手続きを行った。
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不動産取引では、公正証書を作成するために公証人が関与することが多い。
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「公証人さんに、この契約書の有効性を確認してもらいました。」
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