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玩賞

玩賞
名詞
1
標準
文例 · 用例
ところが其を玩賞していた折から、ふと手を滑らせて其茶碗を落した。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
其の代り柘榴に於ては、誰よりも深く玩賞し、且つ柘榴に關する智識と栽培經驗とを、誰よりも深く博く有して、而して誰よりも善いのを育てよう」とするものがある。
幸田露伴 努力論 青空文庫
その代りザクロに於いては誰よりも深く玩賞し、かつザクロに関する智識と栽培経験とを誰よりも深く広く持って、そして誰よりも良いものを育てよう。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
伯雨の漢陰園味も、雲東の雑菜の図も、今はどこに伝わっているか知る由もなく、いくら玩賞したいと思ったところで、そんな機会がとても得られるわけのものではないが、私は秀れた作家の手になった蔬菜の図には、ある程度の情熱をさえ感じる。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
屠琴塢は多くの物を玩賞したが、一番好きなのは石だつた。
薄田泣菫 石を愛するもの 青空文庫
そして、表現されたものは芸術本来の姿ではなくして、畢竟自己の趣味化された技巧の芸術となって、第一義の精神からは、変形された玩賞的芸術に他ならないのだ。
小川未明 正に芸術の試煉期 青空文庫
中には※絵などが入っていて、一層の情趣を添えるのもあって、まことに書物として玩賞に値するのであります。
小川未明 書を愛して書を持たず 青空文庫
しかし造物主は、人間の食用のためにし、玩賞のためにし、また使役するためにせんと、創造したものではなかったでしょう。
小川未明 天を怖れよ 青空文庫