総兵
そうへい
名詞
標準
文例 · 用例
総兵何福奮撃して、燕将|陳文を斬り、平安勇戦して燕将|王真を囲む。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
此事明史には其の外国伝に、朝廷、帖木児の道を別失八里に仮りて兵を率いて東するを聞き、甘粛総兵官宋晟に勅して備せしむるのみならず、備えたるあること知りぬ可し。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
弘前侯為御見廻当所御通行、総兵隊へ為御土産御酒御肴被成下。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
伝うるところによれば、明代の総兵|戚継光の残して置いたもので、ここへ来た者がみだりに開いて看てはならないというのである。
— 子不語 『中国怪奇小説集』 青空文庫
最初野津少将の第一旅団、三好少将の第二旅団、総兵四千ばかりに、熊本鎮圧、歩兵第十四運隊の凡そ二千余が加って居た。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
細川方の総兵力は十六万人を算し、斯波、畠山、京極、赤松の諸氏が加った。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
ここにおいて羅摩自ら総兵に将として、往き伐ち、また敗れて士卒|鏖殺と来た。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
去年十一月七日、英国船一艘、那覇へ来着、彼国軍機大臣より、更に有無之品、致交易度趣之書状持越、又者右船乗頭よりも、同様交易筋之儀申聞候に付、去午年、仏国大総兵交着之節、和好交易等相断候趣を以て――「誰から、左様の物を手に入れた」 斉興は、大声で云って、久光を、睨みつけた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫