山背
やませ
名詞
標準
cold wind descending from the mountains
文例 · 用例
而して眞紅に爛れた陽が、ニセコアン岳のなだらかな山背に沈み終ると、雲は急に死色を呈して動搖を始める。
— 有島武郎 『秋』 青空文庫
それは此深山に棲んで居る白頭猿と呼ばるゝ、極めて狡猾な猴の一種で、一群凡そ三十|疋ばかりが、數頭の巨大な象の背に跨つて、丁度アラビヤの大沙漠を旅行する隊商のやうに、彼方の山背からぞろ/\と現はれて來たが、我が鐵車を見るや否や非常に驚愕いて、奇聲を放つて、向ふの深林の中へと逃げ失せた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
寺は推古の御世、山背王等の建立にかゝる、荒れに荒れて、住僧など誠に口惜しき人物なり、かゝる例は此わたりの古寺に珍らしからざるべし。
— 内藤湖南 『寧樂』 青空文庫
國造本紀には又山背國造に曾能振命ありて、彦己曾保理命とは異人なれども、命名の義は似通ひたるより思ふに、己曾といへるも曾といへるも本義には差なくして此の呼素も襲國の酋長などをや指しけん。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
「天寿国繍帳」の造製に与かった絵師たちは推古天皇の十二年帰化画師保護のため定められた黄書画師ならびに山背画師に属する人びととしてものの本にみえている。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
すなはち従ひ来れる馬士を養ひて家人となし、田野を求めて家屋|倉廩を建て、故郷|京師に音信を開きて万代の謀をなす傍、一地を相して雷山背振の巨木を集め、自ら縄墨を司つて一宇の大|伽藍を建立し、負ひ来りたる弥勒菩薩の座像を本尊として、末代迄の菩提寺、永世の祈願所たらしめむと欲す。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
○山背風ア七日吹く。
— 福士幸次郎 『津軽地方特有の俚諺』 青空文庫
この俚諺は単にこの警戒すべき山背風なるものに対する気象上の観察を述べたものとして今解釈して置く。
— 福士幸次郎 『津軽地方特有の俚諺』 青空文庫
作例 · 標準
動物園で、珍しい山縞馬の親子が仲睦まじく草を食んでいた。
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標準
cold Pacific wind (in the Tōhoku region in summer)
作例 · 標準
絶滅の危機に瀕している山縞馬を保護するための活動が活発に行われている。
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