土俵際
どひょうぎわ
名詞
標準
edge of the ring
文例 · 用例
でかい奴を相手にしても、土俵際でねばって、うっちゃってしまう。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
そんな噂さを立てさせて、首切りの前の職工の動揺を防いで、土俵際でまンまとしてやろうという手なのだ。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
――私たちは土俵際でまんまと先手を打たれてしまった。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
そこで僕も土俵際で落第したもんだと諦めて、その晩は久し振りに酒を呷ってグッスリ寝込んでいるうちに、いつの間にか夜が明けたらしい。
— 夢野久作 『焦点を合せる』 青空文庫
昔の友達といへば、大概、郷里の陣笠だの、先祖代々の財産をどうやら土俵際で持ちこたへて東京へ亡命してくる連中で、そのほかに、院外団のやうなのや、年中カバンをぶらさげて歩いてゐる男、金銀を探して年百年中山又山を旅行する男、支那陶器の鑑定家、幇間のやうなものもある。
— 坂口安吾 『波子』 青空文庫
余のごときは、入学の当時こそ芳賀矢一の隣に坐っていたが、試験のあるたんびに下落して、しまいには土俵際からあまり遠くない所でやっと踏み応えていた。
— 夏目漱石 『満韓ところどころ』 青空文庫
「話しはそんなに運んでるんじゃありませんが――寒月さんだって満更嬉しくない事もないでしょう」と土俵際で持ち直す。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
あんなに見えていながら、いざという土俵際で、巧く自分に背負い投げを食わせた、真田奴!
— 宮本百合子 『渋谷家の始祖』 青空文庫
作例 · 標準
力士は粘り強く土俵際でこらえ、逆転勝利を収めた。
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もう少しで土俵を割るところだったが、彼はかろうじて踏みとどまった。
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あの力士の土俵際での強さは、並大抵のものではない。
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標準
verge
作例 · 標準
会社の経営は土俵際に追い込まれ、大規模なリストラが検討された。
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交渉は土俵際まで来たが、結局合意には至らなかった。
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試験前日、彼はまさに土俵際で必死に勉強していた。
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