思っても見ない
おもってもみない
表現形容詞
標準
unexpected
文例 · 用例
その必要を認めなくてはならないと云うこと、その必要を認める必要を、世間の人は思っても見ないから、どうしたら神話を歴史だと思わず、神霊の存在を信ぜずに、宗教の必要が現在に於いて認めていられるか、未来に於いて認めて行かれるかと云うことなんぞを思って見ようもなく、一切無頓著でいるのではあるまいか。
— 森鴎外 『かのように』 青空文庫
百姓は、しかし、山国の人が山の中で一人で働く時の常で、そのあたりに人が居ようなどとは思っても見ないので傍目もふらず、直ぐに又、何かわけのわからぬ鼻唄を無心にフンフンとやりながら麦畑のウネをヒョコリヒョコリと越えて穂波の中にもぐり込んで行き、鎌を掴んで、再び刈りはじめる。
— 三好十郎 『おりき』 青空文庫
ラネフスカヤは、そんなことは思っても見ないし、聴く気もない。
— 宮本百合子 『シナーニ書店のベンチ』 青空文庫
しかし今のわれわれにとっては、見まいと思っても見ないわけに行かない明かな事実なのである。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
今までメアリは潔癖な人間だったが、今度のことで鍛えられ、思っても見ないほど清められた。
— The Nether Millstone 『煉獄』 青空文庫
作例 · 標準
例句