垂涎
すいぜん異読 すいえん・すいせん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
avid desire
文例 · 用例
苦勞を知らぬわがままな處女の、へどが出るやうな氣障つたらしい姿態に對して、ああ青春は純眞だ、なんて言つて垂涎してゐる男たちは、氣をつけるがよい。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
苦労を知らぬわがままな処女の、へどが出るやうな気障つたらしい姿態に対して、ああ青春は純真だ、なんて言つて垂涎してゐる男たちは、気をつけるがよい。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
四千年住ミ古シタル支那ヲ富源ナルカノ如ク垂涎スル小膽國民ニシテ、如何ゾ世界的大帝國ヲ築クヲ得ベキ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
彼は、心の底からそれに垂涎した。
— 菊池寛 『蘭学事始』 青空文庫
一部をワルソー方向に進めてロシヤの垂涎の地である同地方に露軍を牽制し、東普に集めた主力軍をもってこの敵の側背を衝き、一挙に敵全軍を覆滅して和平を強制する方針であった。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
殊にこの紀行を見ると毎日西瓜何銭という記事があるのを見てこの記者の西瓜好きなるに驚いたというよりもむしろ西瓜好きなる余自身は三尺の垂涎を禁ずる事が出来なかった。
— 正岡子規 『徒歩旅行を読む』 青空文庫
風景専門の人がいたら垂涎されるに違いない、いい画題がいくらも見あたった。
— ――中支遊記―― 『余齢初旅』 青空文庫
その空んとした図書室を横切って、突当りの明りが差している扉を開くと、そこは、好事家に垂涎の思いをさせている、降矢木の書庫になっていた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
豪華な宝飾品が並ぶショーウィンドウを、垂涎の眼差しで見つめていた。
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誰もが羨むような大金を手にした彼は、周囲の垂涎の的となった。
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「あの限定モデルのバッグ、垂涎ものだね。いつか手に入れたいな。」と、友人がため息をついた。
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標準
watering at the mouth
作例 · 標準
焼きたてのパンの香りが漂ってきて、思わず垂涎してしまった。
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目の前で美味しそうな料理が運ばれてくるのを見て、子供たちは垂涎した。
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「わあ、あのステーキ、すごく美味しそう!見てるだけで垂涎しちゃうよ!」と、友人が興奮していた。
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