悪俗
あくぞく
名詞
標準
文例 · 用例
例えば下層社会の低劣な品性の如きも教育の不備よりはむしろ精神欠陥に帰し、一時好んで下層社会に出入するやライフの研究者を任ずると共に下層社会に共通する悪俗汚習の病因たる精神欠陥を救うの教師を自任し、細さに下級の生活状態を究めて種々の自己流の精神医療の方法を案出して試みた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
然レドモ同一ノ人民ヲ目的ト為シテ強奪ヲ恣ニシ悪俗ヲ改メシメズンバ、遂ニハ自主自裁ノ特権ヲ以テ国内ヲ悩マスニ至ルベシ。
— 福沢諭吉訳 『アメリカ独立宣言』 青空文庫
他日日本の如く大革新を成し遂げて、現今の国際競争に堪うるだけの国家を組織し、十分なる政治の能力を発揮し、社会の秩序を正し、人民の幸福を増進すると共に賄賂公行、盗賊|跋扈というが如き悪俗から脱却することが出来れば、其処で初めて国運を復活せしむることが出来るであろう。
— ――我輩の日支親善論 『日支親善策如何』 青空文庫
これがかの国に於ける最大悪俗である。
— 大隈重信 『三たび東方の平和を論ず』 青空文庫
この悪俗が愈々養われて、愈々大規模のものとなり、もはや今日に至って、如何なる智者もこれを能く禁ずる事なしという有様となった。
— 大隈重信 『三たび東方の平和を論ず』 青空文庫
けれどもこれは支那国民旧来の悪俗であるから、一朝にして改め難いものがある。
— 大隈重信 『三たび東方の平和を論ず』 青空文庫