年恰好
としかっこう
名詞
標準
apparent age (of someone)
文例 · 用例
「ある僕の全く知らない人の年々に受取る年賀はがきの束を僕に貸してよこせば、それを詳しく調べた上で、その人の年恰好、顔形、歩き振り、衣服、食物の好みなどを当てて見せる」という。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
春月と同年の生れで春月より三年早く死んだ芥川龍之介は、、私くらいの年恰好の者には文学の上でも年齢の上でもはるかに高いところにあると思われていた。
— 黒島傳治 『短命長命』 青空文庫
「あの娘ッ子は、君の子供ぐらいの年恰好なんだよ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
それでも、彼と同じ年恰好の者のうちでは、誰れにも負けず、物事をよく知っていた。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
村には娘達がS町やK市へ吸い取られるように、次々に家を出て、丁度いゝ年恰好の女は二三人しかいなかった。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
同じ年恰好の老婆、小さく痩せていて胸が鎧扉のようにでこぼこしている。
— 太宰治 『美少女』 青空文庫
この頃は自分の年恰好から、自然上品向きのお客さんのお相手をすることが多くなったから。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
年恰好は十六七位の見かけなのだが、それでも本当はもっと余計なのかも知れない。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
作例 · 標準
犯人は四十代くらいの年恰好で、眼鏡をかけ、ベージュのコートを着ていたという。
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人混みの中を歩いてくる人の年恰好が、昔お世話になった先生にそっくりで思わず声をかけそうになった。
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彼女は童顔で若く見えるが、話してみると非常に落ち着いた年恰好相応の知性を感じる。
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