青柴
あおしば
名詞
標準
文例 · 用例
太郎は墓の前の雪を払いのけ、青柴の枝を折ってきて供え、そして祈りました。
— 豊島与志雄 『金の目銀の目』 青空文庫
立蔀というても、椎の青葉で立てられたもので、此は、昔の青柴垣の形である。
— 折口信夫 『大嘗祭の本義』 青空文庫
とにかく、此は、神秘な山人の奉る木で、此の黒木で造つた御殿の周囲に、青柴垣を拵へたのである。
— 折口信夫 『大嘗祭の本義』 青空文庫
かうして、尊いお方の御殿を拵へるのに、青柴垣を以てした事は、垂仁記のほむちわけの命の話にも見えて居る。
— 折口信夫 『大嘗祭の本義』 青空文庫
此等の東人の新嘗風習を踏み台にすれば、我々には垣間見をも許されて居らぬ悠紀・主基の青柴垣に籠る神秘も、稍、窺はれる様な感じがする。
— 折口信夫 『稲むらの蔭にて』 青空文庫
この國は天つ神の御子に獻りたまへ」といひて、その船を蹈み傾けて、天の逆手を青柴垣にうち成して、隱りたまひき九。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫
青柴垣は神靈の座所。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫