撒き水
まきみず
名詞
標準
sprinkling water (on the ground)
文例 · 用例
道路の闇を程よく残して初秋らしい店の灯の光が撒き水の上にきらきらと煌めいたり流れたりしていた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
撒き水のまだ溜り残っている行潦を、春の名残りの恋猫が足を気色悪るげに振って渡り過ぎる姿が、先き角の小学児童用品店の灯で、痩せさらばった影に匍います。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
荒壁の乾きぐあい、撒き水の飛沫の形をみて、はたと気づいて、「ああ、あの形をとったら――」 と、そこから仕事がすらすらと運んだことも幾度あるか知れません。
— 上村松園 『無題抄』 青空文庫
植木市と云っても本格的なものではなくてカアバイトの光と撒き水きりで美しく粧っている品物が多かった。
— 林芙美子 『落合町山川記』 青空文庫
殊にカフェー・ユートピアの前は水溜りが多くて、入口に敷き詰められた赤煉瓦の真中の凹んだ処には、どろどろした赤い土が、撒き水に溶けて溜っている。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
壁の繕ひか何にかに使つた荒木田が、雨や撒き水に解けて、此邊一面の庭に鍍金したやうになつて居たんだ」 平次は庭土を指でつまんで、八五郎に見せて居ります。
— 死骸の花嫁 『錢形平次捕物控』 青空文庫
壁の繕いか何かに使った荒木田が、雨や撒き水に解けて、この辺一面の庭に鍍金をしたようになっていたんだ」 平次は庭土を指でつまんで、八五郎に見せて居ります。
— 死骸の花嫁 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
暑い日に庭に撒き水をすると涼しくなる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は店の前の通りに撒き水をして清めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
撒き水は埃を抑える効果もある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash