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除け者

のけもの
名詞
1
標準
文例 · 用例
幹太郎は、その村で、ほかの子供たちから除け者にされながら少年時代を過した。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
黒板が盛んに利用され、皆が公然に占っているのを、除け者の豹一はつまらなく見ていたが、ふと誰もが一度は水原紀代子という名を書いているのに気がついたとたん、眼が異様に光った。
織田作之助 青空文庫
教室の黒板が盛んに利用され、クラスの者が公然に占っているのを除け者の豹一はつまらなく見ていたが、ふと、クラスの者の誰もが一度は水原紀代子という名を黒板に書いているということに気がついた瞬間、彼の眼が異様に輝いた。
織田作之助 青空文庫
教室の黒板が盛んに利用され皆が公然に占っているのを、除け者の豹一はつまらなく見ていたが、ふと誰もが一度は水原紀代子という名を書いているのに気がついた途端、眼が異様に光った。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
人々が賑やかに笑ったり、話したりしているのに、その女のみ一人|除け者のようになって、隅の方に坐って、外の人の話に耳を傾けるでもなく、何を思っているのか、水の上を見たり、空を見たりしていた。
泉鏡花 幼い頃の記憶 青空文庫
どうして外の人々はあの女ばかりを除け者にしているのか、それが分らなかった。
泉鏡花 幼い頃の記憶 青空文庫
「私を除け者にしておいて、私の大事な娘の求婚者を自分の子のほうへ取ろうとあなたはしたのか、ばかばかしく幼稚な話だ。
東屋 源氏物語 青空文庫
しかし事情がそれを許さないのだろうぐらいは察してくれてもよさそうなものだと思った)それほど自分はもう世間から見くびられ除け者にされているのだ。
有島武郎 或る女 青空文庫