春宵一刻
しゅんしょういっこく
表現
標準
a moment of time in a spring evening (is worth a thousand pieces of gold)
文例 · 用例
「春宵一刻、價千金、か。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
春宵一刻、――」などと、つまらぬ事を呟きながら木の虚から這ひ出ると、オヤ ナンデセウ サワグコヱミレバ フシギダ ユメデシヨカ といふ事になるのである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
「春宵一刻、価千金、か。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
支那の詩人は悩ましげにも、「春宵一刻価千金」と歎息している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
君乗せし黄の大馬とわが驢馬と並べて春の水見る夕 春宵一刻千金とまでは進まぬその一歩手前の夕暮の気持を象徴的に詠出したものであらうか。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
春宵一刻|価千金、ここばかりは時を得顔の絃歌にさざめいている。
— 林不忘 『つづれ烏羽玉』 青空文庫
落着いた先は小梅の大きな寮、隅田川から水を引いた池の上には、見事な遊山船を浮べて、春宵一刻を惜しむの長夜の宴を、昨日も今日も開いているのでした。
— 不死の霊薬 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
「春宵一刻、千金に値すると言うけれど、本当にその通りだね」と彼はため息をついた。
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この静寂と美しさを味わえるのは、春宵一刻ならではのものだ。
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夜更けまで語り明かす春宵一刻は、格別な思い出となるだろう。
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