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張り手

はりて
名詞
1
標準
slapping the opponent with the open hand
文例 · 用例
二人は入口の土間を転げまわって揉み合ううちに、友蔵は善八を突きのけて表へ跳り出ようとする、その横っ面に半七の強い張り手を喰らわされて、思わずあっと立ちすくむところを、再び胸を強く突かれて、彼はあと戻りして土間に倒れた。
二人女房 半七捕物帳 青空文庫
いらいらし續けながら、二度目の配達の時間まで待つたが、矢張り手紙は來なかつた。
横光利一 悲しみの代價 青空文庫
其頃の事を誰に聞いても、皆|阿母さんは能く辛抱なすったとばかりで、其他に何も言わぬから、私の記憶に残る其時分の母は、何時迄経っても矢張り手拭を姉様冠りにして、襷掛けで能くクレクレ働く人で、格別|如何いう人という事もない。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
梅王には今浪花座で多見蔵のやつてゐるやうに車曳の条で、両臂を張り手先を肩に預けないやうに腕を組むで、「喰ひふとつた時平どんの尻こぶら、二つ三つ……」と左手の拳で右の二の腕を打つところがある。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫
昔の人は矢っ張り手蹟が好い様ですな」と御世辞を置き去りにして出て行つた。
夏目漱石 それから 青空文庫
」「‥‥」「僕は豫め云つて置くが、あの女もまたこれまで通りにするか、それとも矢ツ張り手を切るか、それは君にもあの女にも受け合はれないのだ。
毒藥を飮む女 泡鳴五部作 青空文庫
あの人は僕ら若いものの中心問題へ、いきなり飛び込んで、張り手を使ってひっ掻き廻す名人なものだから、東野さんに会った日は土俵から抛り出されたみたいになって、二三日僕らは眠れなくなるんですよ。
横光利一 旅愁 青空文庫
僕も出張ということでそっちへ行って見たいと思っていましたが、矢張り手不足などでどうやら急には行けそうもなくなりました、鬼が笑うかも知れませんが今年の末か、来年には皆さんの元気な、ボルネオ焼けの顔が見られると思います。
蘭郁二郎 宇宙爆撃 青空文庫
作例 · 標準
力士は立ち合いから鋭い張り手を繰り出し、相手を圧倒した。
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相撲の稽古では、張り手の練習も重要な要素だ。
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あの横綱の張り手は、並大抵の力士では受け止められない。
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ウィキペディア

張り手(はりて)は、相撲の技のひとつ。

出典: 張り手 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0