雛遊び
ひなあそび
名詞
標準
playing with dolls displayed on the Girl's Festival
文例 · 用例
主婦に大目玉をくった事があるんだけれど、弥生は里の雛遊び……は常磐津か何かのもんくだっけ。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
自分のすることであるがなぜつまらぬいろいろな女を情人に持つのだろう、こんなに可憐な人とばかりいないでと源氏は思いながらいつものように雛遊びの仲間になった。
— 末摘花 『源氏物語』 青空文庫
その席上の飾りが雛遊びの物のようで美しかった。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
幼い雛遊びの場にもよく出会うことがあって、中将は恋人とともに遊んで暮らした年月をそんな時にはよく思い出されるので、妹のためにもよい相手役になりながらも時々はしおしおとした気持ちになった。
— 蛍 『源氏物語』 青空文庫
我々の間に語原も訣り、その風習の起源も知れて居乍ら、猶一部不明なものを残して居るのは、雛遊びの式である。
— 折口信夫 『鷹狩りと操り芝居と』 青空文庫
そういうときには現実に昔の雛遊びの様子がわかる。
— 折口信夫 『人形の話』 青空文庫
後世では雛祭などと事々しいものになり、時期も三月三日の節句というようにきまったけれども、当初はもちろん祭ではなく、また時期も定まらずまったく少女たちのひいな遊び、すなわち雛遊びであるに過ぎなかったのである。
— 喜田貞吉 『オシラ神に関する二三の臆説』 青空文庫
そしてその名称までがオシラすなわちオヒナと呼ばれていることにおいて、その「オシラ遊び」と「お雛遊び」との間に、切っても切れぬ因縁の糸の通じていることを何人が否定しえよう。
— 喜田貞吉 『オシラ神に関する二三の臆説』 青空文庫
作例 · 標準
かつての貴族の子供たちは、雅な衣装を着せた人形を使って雛遊びに興じた。
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春の陽気の中、縁側で小さな手道具を並べて雛遊びをする様子が微笑ましい。
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雛遊びの伝統は、現代の雛祭りという行事のルーツの一つと言われている。
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