太っちょ
ふとっちょ
名詞
標準
fatty
文例 · 用例
本線シグナルつきの太っちょの電信柱も、もうでたらめの歌をやるどころの話ではありません。
— 宮沢賢治 『シグナルとシグナレス』 青空文庫
シグナルは、今日は巡査のようにしゃんと立っていましたが、風が強くて太っちょの電柱に聞こえないのをいいことにして、シグナレスに話しかけました。
— 宮沢賢治 『シグナルとシグナレス』 青空文庫
と、一たん太っちょの患者と一緒に行き過ぎた老看護婦が戻って来て、加奈子をうろんな眼で見ながら訊ねた。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
だんなはそのとおりの色男じゃあるし、べっぴんならばほかに掃くほどもござんすだろうに、あのまあ太っちょの年増のどこがお気に召したんですかい。
— 青眉の女 『右門捕物帖』 青空文庫
「杉田は、まだ帰って来ないぞ」 と、太っちょの大辻という二等水兵が、士官室の方に通ずる入口を見やった。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
海岸の乱宴 太っちょのマルタン氏が、けんめいに密林の雑草をかきわけて、早く走ろうとするその姿は、こっけいでもあったが、そのまごころを思えば、玉太郎は笑えなかった。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
彼女は烏臼木の葉影を通して、ちびの太っちょの趙七爺を見付け出したからである。
— 魯迅 『風波』 青空文庫
この太っちょの特使閣下が安定を欠いて椅子から滑り落ちるとは……」 金博士は、人のわるいことをいう。
— ――金博士シリーズ・9―― 『地軸作戦』 青空文庫
作例 · 標準
クラスで一番の太っちょの彼は、いつもお弁当を三つも平らげてみんなを驚かせる。
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遊園地で、太っちょのピエロがコミカルな動きで子供たちを笑わせていた。
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その太っちょの猫は、日当たりの良い縁側で一日中ゴロゴロと喉を鳴らしている。
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