鵺
ぬえ
名詞
標準
Japanese chimera
文例 · 用例
鵺が來て池で行水を使つたほどに、事大袈裟に立到る。
— 泉鏡花 『怪談女の輪』 青空文庫
猫の面で、犬の胴、狐の尻尾で、大さは鼬の如く、啼声鵺に似たりとしてある。
— 泉鏡花 『一寸怪』 青空文庫
」「その儀、その儀にござりますが、へい、何か見馴れません綺麗な鳥が、種をこぼして行ったと申して、熱海中の吉瑞、神業じゃと、皆が、大抵めでたがりました事でござりますが、さてこうなってみますると、それが早や魔の業で、種を啣えて来ましたのは、定めし怪鳥、鵺じゃろうかに手前どもが存じまする。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
私は鵺と云ふは此かと思つた。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
高崎中学を終えてから、各地の医専の入学試験を受けている最中、リョウマチにかゝり、少青年期の大事な部分を実家で療養に暮すうち中学生上りともつかず田舎紳士ともつかない鵺の青年になったらしい弟は、せめて生活の業にもと近頃では鍼灸師の資格試験の準備中なのでありました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
あのなかに源三位頼政の鵺退治がある。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
頼政が鵺を射て落すと、家来の猪早太が刀をぬいて刺し透すのだ。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
彼が大師の茶屋で広言を吐いた頼政の鵺退治も、こんな悲しい結果に終ったのである。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
作例 · 標準
鵺のような鳴き声が夜の森に響き渡り、旅人は恐怖に震えた。
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源頼政が弓で射落とした鵺は、猿の顔、狸の胴、虎の手足、蛇の尾を持つ怪鳥だったと伝えられている。
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あの建物は見た目も用途も鵺のようで、一体何のために存在するのか謎に包まれている。
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標準
White's thrush (Zoothera dauma)
作例 · 標準
朝焼けの中、鵺が木々を飛び交う姿は幽玄で美しい。
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冬の渡り鳥である鵺は、独特の「ヒョー、ヒョー」という声で知られている。
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林道を歩いていると、藪の中から突然鵺が飛び出してきて驚いた。
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標準
mysterious person
作例 · 標準
彼は常に本心を明かさない鵺のような人で、何を考えているのか読めない。
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あの新任の部長は、まるで鵺のように掴みどころがなく、部署の雰囲気も掴めないままだ。
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彼女の過去は鵺のように謎に包まれており、誰も本当のことを知らない。
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