維那
いな異読 いの
名詞
標準
one of the six administrators of a Zen temple (in charge of general affairs)
文例 · 用例
その日は、維那和尚から薪作務のお触れが出ていた。
— 菊池寛 『仇討三態』 青空文庫
師、維那ヲシテ白槌シテ衆ニ告ゲシム。
— 田中英光 『野狐』 青空文庫
かれの本姓は戸田氏である、近江のくに膳所藩の老臣戸田五左衛門の五男に生れ、三十歳のとき園城寺家の有司池田都維那の家に養|嗣子としてはいった。
— 尾花川 『日本婦道記』 青空文庫
池田都維那は間もなく園城寺家を致仕し、大津尾花川の琵琶湖に面した土地に屋敷を建て、多くの田地山林を買って隠棲したが、いくばくもなく世を去ったので、その遺産はすべて太宰の継ぐところとなった。
— 尾花川 『日本婦道記』 青空文庫
正面には長老、首座、以下順に東西二列となって、紫金紅金の袈裟光りもまばゆく立ち流れて見えたのは、維那、侍者、監寺、都寺、知客、書記らの役僧たちか。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
役僧の維那が、お剃刀を持って立つ。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
しかし、そんな定規みたいな「ほがらか」なんぞはおやめなさい。
— 中原中也 『酒場にて(定稿)』 青空文庫
さて、輝き出でるや、諸君は云ひます、「あれでああなのかねえ、不思議みたいなもんだねえ」。
— 中原中也 『酒場にて(定稿)』 青空文庫
作例 · 標準
厳しい修行を経て、彼は若くして維那の役目を任されることになった。
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維那は、修行僧たちの生活全般を監督し、寺の運営を支える重要な役職だ。
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新しく維那に任命された僧侶は、とても実直な方だと評判だ。
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