御前方
おまえがた
代名詞
標準
you (plural)
文例 · 用例
御前方は真相を与えればいい、評価の方はこちらで引き受けるからと云う読者ばかりになるからであります。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
やがて御前方も死ななけりゃあならないのを知って居るのか?
— 一九一六年(大正五年) 『日記』 青空文庫
そうしてどうか士族の出る小学校へ御前方の子弟を出してもらいたいといって勧めた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
「一体御前方はただ歩行くばかりで飛脚同然だからいけない。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
廓にいて贅沢をした御前方には珍しくもあるまいが、この頃は諸事御倹約の世の中、衣類から食物まで無益な手数をかけたものは一切御禁止というきびしいお触だから、この都鳥の落雁も当分は食納になるかも知れぬ。
— 永井荷風 『散柳窓夕栄』 青空文庫
その馬鹿がこの騒ぎを見て御前方は何でそんなに騒ぐんだ、何年かかっても地蔵一つ動かす事が出来ないのか、可哀想なものだ、と云ったそうですって――」「馬鹿の癖にえらいのね」「なかなかえらい馬鹿なのよ。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
だが、おまえの結婚というものはおまえがたいして望んでいないだけにこれはちょっと骨が折れる。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
おまえがたには分にすぎた腰ぎんちゃくじゃが、どれ見せろッ」 見とがめられて、ぎょッとしたように必死と両手で押えつけましたものでしたから、いかでわれらの捕物名人が許すべき!
— 京人形大尽 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
例句