幻辞.com

上句

かみく
名詞
1
標準
first part of a poem
文例 · 用例
それでない場合でも、作物の相場の変動が、この頃は外国の影響を受ける場合が多いものですから、農民達には相場の見込みがつかず、その為めに苦しんだ上句が見込み外れがしたりして、つい悲惨な結果を生むやうになるのです。
有島武郎 私有農場から共産農団へ 青空文庫
これは、第一章フアウストの独言から、第三章グレツチエンの物語までを書いて、がつくりしてしまつた「フアウスト」の作者が、四ヶ年間の断筆苦悩の上句、一七九四年となつてワイマールに居を移した時に、シラアが彼に書き贈つた手紙の一節なんだが。
牧野信一 手紙 青空文庫
思想などは何一つ湧くこともなく、あの高慢鼻の牝馬が、さすがに己れの失態を見破られてうろたへた上句、涙を滾して逆上した姿を想像すると、胸のすく底の小気味好さやら、さうかとおもふと実にも逞しい恋々の情が噴泉のやうに湧きあがつた。
牧野信一 好色夢 青空文庫
新しく移つた貸室館の屋上で、寒空の星を眺めるより他にせん術もないと嘆き疲れた上句望遠鏡を購ふべき金策に現れたのであつた。
牧野信一 凩日記 青空文庫
――また、家同志の話で、周子と醜い口論をした上句、カツとして飛び出したことなどは、すつかり忘れてゐた。
牧野信一 「悪」の同意語 青空文庫
それも酷く簡単な循環小数なんだよ、だが算術的能力に鈍い僕には、ちやんと鉛筆をとつて計算の上句、答へを求めて見ないうちは、それがさういふ種類の小数であつたかといふことが解らないんだ。
牧野信一 「或る日の運動」の続き 青空文庫
延子の有りがたさ加減をすつかり挑発された上句烈しい憎みを覚えた。
牧野信一 坂道の孤独参昧 青空文庫
あべこべに私の方が、酔つた上句には厄介な駄々をこねたり、先へ立つて吉原などへ繰り込んだりするやうなこともあつた。
牧野信一 妄想患者 青空文庫
作例 · 標準
その歌の、耳に残る上句が頭から離れない。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
先生は、古詩の上句の解釈について詳しく解説してくれた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite