寝た切り
ねたきり
名詞
標準
文例 · 用例
十日余り寝た切りで静養して、やっと起き上れるようになった時、はじめて主人が、身寄りの者はないのかと訊ねた。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
十日余り寝た切りで静養して、やっと起き上れるようになった時、はじめて主人が、身寄りの者はないのかと訪ねた。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
おとなしい人で、それに寝た切りの奥様に付いているのですもの。
— 甲賀三郎 『ニッケルの文鎮』 青空文庫
そして、若旦那様と老爺の呼んでいる、その人というのはまだ二十五歳の青年で、胸の病気でもう二年越し、寝た切りの身の上だというのであった。
— 橘外男 『墓が呼んでいる』 青空文庫
が、家の敷居を跨ぐと、それまででも半病人だった私は、ほんとうの病人になって了って、半年計り寝た切りで暮すという始末でした。
— 江戸川乱歩 『二癈人』 青空文庫
それには、窮迫して、長病いで寝た切りの、彼女の父親がだしに使われた。
— 江戸川乱歩 『お勢登場』 青空文庫