輝くり
かがやくり
動詞
標準
文例 · 用例
僅にかえり見れば小き円きうつくしき虹の我身をめぐりて目の下に低く輝けるあり。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
さて、輝き出でるや、諸君は云ひます、「あれでああなのかねえ、不思議みたいなもんだねえ」が、冗談ぢやない、僕は僕が輝けるやうに生きてゐた。
— 中原中也 『酒場にて』 青空文庫
が、冗談ぢやない、僕は僕が輝けるやうに生きてゐた。
— 中原中也 『酒場にて(定稿)』 青空文庫
別に他に輝ける日輪があって、あたかもその雛形のごとく、灰色の野山の天に、寂寞として見えた―― 風は終日無かった。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
傍に仕丁|踞居て、棹尖に剣の輝ける一流の旗を捧ぐ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
君は病めりと云へど、面は紅に目は輝けるこそ訝しけれ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
殊に私は「道」とか「嘘をつく日」とか「輝ける朝」などに感心してしまつた。
— 有島武郎 『水野仙子氏の作品について』 青空文庫
「輝ける朝」「嘘をつく日」これらは作者の性格のまがう方なき美しさをはつきりと、而かも何等の矯飾なく暴露してゐる。
— 有島武郎 『水野仙子氏の作品について』 青空文庫