手渡し
てわたし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #14303 · 青空 208 例
標準
personal delivery
文例 · 用例
私はその二枚を山田君に手渡した。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
大勢で車座に坐って茶碗でも石塊でも順々に手渡しして行く。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
すると刑事は一枚の調査を私に手渡ししながら、「――おい、しっかりしろ、あの娘はとんでもない阿魔だぞ。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
ここで毎日こうして次の論文の原稿を書いていたのかと思って、その一枚を取り上げてなんの気なしにながめていたら、N教授がそれに気づくと急いでやって来て自分の手からひったくるようにそれを取り上げてしまった、そうしてボーイを呼んでその原稿いっさいを紙包みにしてひもで縛らせ、それを領事に手渡しした。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
その日、私に手渡した原稿は、戰爭の小説ではありませんでした。
— ――田中英光著『オリムポスの果實』序 『田中君に就いて』 青空文庫
彼女がその屋台を出て、電車の停留場へ行く途中、しなびかかった悪い花を三人のひとに手渡したことをちくちく後悔しだした。
— 太宰治 『葉』 青空文庫
上り下りの電車がホームに到着するごとに、たくさんの人が電車の戸口から吐き出され、どやどや改札口にやって来て、一様に怒っているような顔をして、パスを出したり、切符を手渡したり、それから、そそくさと脇目も振らず歩いて、私の坐っているベンチの前を通り駅前の広場に出て、そうして思い思いの方向に散って行く。
— 太宰治 『待つ』 青空文庫
」口早に言って花束を手渡してやっても、あの子はぼんやりしていますので、私は、矢庭にあの子をぶん殴りたく思いました。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
作例 · 標準
大切な書類なので、郵送ではなく直接伺って手渡しすることに決めた。
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卒業証書を校長先生から手渡しで受け取った瞬間、ようやく卒業の実感が湧いてきた。
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母は「これはお守りよ」と言って、小さな包みを私に手渡ししてくれた。
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